私のIBS年表|症状の経過と体験談
こんにちはIBS主婦のもっちです。
今日は『私のIBS年表 過敏性腸症候群の経過と体験談』について書いていこうと思います。
私の症状の経過とそれまでの対処が、今IBSで苦しんでいる方の参考になれば幸いです。
あくまでも私自身の体験談ですので、対処・薬については主治医に確認の上、参考にして頂きますようご了承願います。
私の体質について
47歳の女性で、パート主婦。娘二人と夫の4人家族です。
虚弱体質で神経過敏だと思います。
いわゆる繊細さん(HSP)に当てはまります。
主な体質はというと
- 低血圧
- アレルギー体質(ソバ・ハウスダスト・アルコール・天然ゴム・合成洗剤)
- アトピー性皮膚炎
- 花粉症
- カフェインが分解できない(飲むと不眠症)
- 調子が悪くなる食べ物がある(チョコレート、人工甘味料、小麦粉、乳製品)
身体に合わない食べものを食べると、下痢になったりイライラしたり眠くなったり鬱っぽくなります。
IBSの症状の経過と自分年表
病歴も含めてIBSにかかわる略歴を書いていきます。
23歳 IT系の会社に入社
25歳 卵巣嚢腫・子宮内膜症で開腹手術
30歳 退職
31歳 出産で帝王切開
執刀医に「癒着がひどいね」と言われる
32歳 パート勤務開始
40歳 フルタイム勤務開始
41歳 過敏性腸症候群(IBS)と逆流性食道炎の症状が出始める
夕食後にひどい腹痛と下痢が続く。
夕方のめまいで立っていられない。食べ物を飲み込むときに違和感。
胃カメラの結果は少し胃があれているということでタケキャプを処方→1年後緩解
大腸カメラ異常なし
IBSの症状は毎日ではなく3日に1回ぐらいの頻度。
体力がないためすぐ疲労
腹痛の症状の詳細
- 腹痛がひどい時は酸欠で目の前が真っ暗になるレベル。トイレに座る体力がなくなり、横になってはトイレに行くを繰り返す
- 決まって夕食後30分すると下痢
- 腹痛で冷や汗、コロコロ便から液状便、水便に代わり、全部出し切ると痛みがなくなる。
- 出し切った後は嘘のように痛みがなくなりすっきりする
- 血便になり救急外来に行ったこともあるが異常なしだった
42歳 フルタイムからパート勤務へ変更
IBSの症状が1週間に1回ぐらいの頻度に減る
体力をつけるために休みの日にジョギング開始→3年続けたがIBSに効果はないように思う
腹痛への不安からパニックになることがある→自律神経を整えようと週一で整体に通ったが、あまり良くならなかった
43歳 実母の看病のため実家と家を毎週往復
IBSの症状が2週間に1回ぐらいに減る。
看病のストレスでイライラすることや不安が多くなる
44歳 実母が回復
実母の症状が回復し近居することになり、実家への往復がなくなる。
IBSの症状が1か月に1回ぐらいに減る。
45歳 低FODMAP食を意識
IBSについて学ぶうちに低FODMAP食の概念を知る
完璧に低FODMAP食を守ろうとすると食べられるものが減ってしまうので、自分の身体に合う食品と合わない食品を実験・意識して食べるようになった。
IBSを発症したら行動経過と食べたもの、腹痛の経過をメモするようにした。
自分の経験と自己研究から、自分の身体に合わない食品リストを作成。
46歳 小麦・乳製品の摂取を制限。和食中心の食生活に
バランスのよい食事、特に和食を心がけるようになった
おやつもスナック菓子・チョコレートは避け、自然のものを取るようにした。
小麦製品(パン・パスタ・うどん・ラーメン・ケーキ)を摂取しなくなると疲労感がなくなった。IBSはあるものの、もんどりうつようなひどい腹痛もなくなる。
乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルト)をやめ、豆乳に切り替える
下痢の痛みがそれほど酷くなくなる。
47歳 貧血にも意識。IBSのコントロールができるようになる
厳密に言うと貧血ではないが、数値は低め。
子宮内膜症をもっているので鉄剤をとるのと鉄分摂取を意識した食事をとるように心がける。
腹痛の原因になりそうな行動を避けるようにした。
- 一週間のうちで、一日は休息日にする
- 身体を冷やさない
- ジュースは飲まない。常温か温かい飲み物をとる
- カフェインをとらない(コーヒー・チョコレート厳禁)
- スナック菓子は食べない(成分表をよく見る。甘いものはほどほどに)
- 小麦粉、乳製品はとらない
- 睡眠はしっかりとる
- 朝日を浴びる
- 和食中心の食生活
- 余裕のある日常生活、無理しない、頑張らない
生理前後はPMS(月経前症候群)でIBSになりやすいため、痛みどめ(アセトアミノフェン)を携帯。
万が一IBSになったらセレキノンSを飲むようにした。
まとめ|IBS克服に必要なこと
現在日常的にIBSの症状はほぼありません。
ほぼ、というのは生理前はどうしてもPMS(月経前症候群)になってしまうためIBSになるときはあります。
ですが、発症したときのようなもんどりうつような腹痛や冷や汗などはありません。
逆に言うならばIBSをわざと起こすこともできてしまいます。
どうしても食べたいケーキ、麺類を食べると決まったように30分後に下痢になるからです。
これを食べたらIBSになるな、こんな行動をしたらIBSになるな、というのが自分で把握できているからだと思います。
自分の感想からいうとIBSを克服するために必要なのは
- 医師の診察を定期的に受ける
- IBSが起きた日の一日をメモする(食べたもの・行動・腹痛の様子)
- 実体験をもとに自分に合う食品と合わない食品のリストを作る
- 頑張りすぎない、自分を責めない、ひとりでゆっくりする時間を設ける
の4つだと思います。
IBSになって良かったこと
やっかいなIBSではありますが、私は過敏性腸症群になってよかったこともあります。
- 自分の身体と心を大切にするようになった
- 自分に優しくなったら周りにも優しくなれた
- 世の中の価値観で自分を追い詰めることをしなくなった
IBSになってからは、私はずっと自分のことを弱い人間であってそれは良くないことだと思ってきました。
けれどIBSは個性でもあって体質でもあります。
自分が頑張って頑張り抜いて来たからIBSになったのだとも言えます。
だから私はIBSになった自分を労いたいと思います。
「ここまでよく頑張ってきたね」
「ひどい症状で辛かったけど、なんとかしようと耐えてきたんだね」
そう言って自分で自分を受け入れられるようになった時、ほっとして肩の荷が下りた気がしました。
「強くなくてもいいんだ」
「弱くてもそれは個性であって自分だけの大切なもの」
IBSで苦しんでいるみなさんの痛みや不安が、少しでもなくなりますように。
「私のおなかは優しいおなか」
「痛いよね、痛くてしょうがないよね」
「大丈夫、IBSの仲間は沢山いる。ひとりじゃないよ」
腹痛で辛いとき、そう自分に語り掛けてあげてください。
IBS主婦もっちより
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